概要

テクニカル分析解説

テクニカル分析解説
出典:FXブロードネット「ローソク足」

テクニカル分析解説

FXを始めるに当たってFX初心者とは言え1人の相場師になった訳ですから、相場を分析してから取引を行う必要があります。
でも、いきなり「相場分析をしろ!」と言われてもどうやって予想して良いのか全く分かりませんよね?そこでここでは、初心者のために大きく分けて2つの相場分析の方法についての解説と、『性格による向き不向き』のお話をさせて頂きます。
もし宜しければ、今回も最後までお付き合い頂けましたら幸いです。

そもそも相場の分析方法とは?

さてFX初心者の皆様にとって、「相場の分析方法は大きく分けて2つあるよ?」と言われてもあまりピンと来ませんよね? そこでまずは皆様に『ファンダメンタルズ分析』と『テクニカル分析』という言葉について覚えていただきたいと思います。 どちらも中級トレーダーを目指す上で非常に重要な為替用語になってきますので、以下をご覧ください。

ファンダメンタルズ分析とは?

テクニカル分析とは?

ファンダメンタルズ分析は文系?


皆様にファンダメンタルズ分析とテクニカル分析について知っていただけたところで、続いては「実際どのような人がファンダメンタルズ分析に向いているのか?」と言うお話をさせていただきたいと思います。

初心者にはハードルが高い?

ファンダメンタルズ分析の流れ

東日本大震災時の相場


まず、ファンダメンタルズ分析では、必ず過去の比較対象となる出来事が必要になるのですが、日本における地震などの災害として比較対象となる直近の過去の出来事として、やはり『東日本大震災』を頭に浮かべて、「震災当時の相場の動きと現在の相場と比較してどのような差が生まれているのか?(または同じなのか?)」を分析していくことになります。
そこで「東日本大震災の時の相場がどうだったか?」と言いますと、東日本大震災時の相場は『米ドル円相場は震災直後から円高方向へ向かって行った』と言うのが模範回答になります。

東日本大震災時のファンダメンタルズ分析

実は、この円安方向への動きにはファンダメンタルズ的な伏線があり、それは東日本大震災の17日前に起きた『ニュージーランドのクライストチャーチ地震の相場』が元になっていたりします。
クライストチャーチの地震では、地震の発生地となったニュージーランドの通貨である『ニュージーランドドル』は他の通貨に対して一気に売られることになり、その動きは一方的な『ニュージーランド安』となりました。
その記憶が新しいトレーダーたちは、東日本大震災が発生したとのニュースを受けてニュージーランドと同じように、地震が発生した国の通貨、つまり『日本の円を売る動き』で対応しました。

しかしその後、ニュージーランドと日本では大きく環境や経済状況が違うため、やはり東日本大震災の比較対象になる過去の地震としては絶対に外すことができない、16年前に行われた『阪神淡路大震災での相場の動き』が投資家の頭をよぎるようになります。
阪神淡路大震災では一方的に円を買う動きが継続して、震災後に米ドルに対して史上最高値を更新する動きとなったのですが、その強いイメージを持った投資家達は円安方向(円売り方向)の動きはファンダメンタルズ的におかしいとして、円高方向(円買い方向)へとシフトすることになります。
結果、阪神大震災同様に震災後に東日本大震災時でも米ドルに対して史上最高値を更新する動きになりました。
つまり、次に大きな地震が日本を襲った場合、ファンダメンタルズ分析では「震災直後は直近のニュースの影響で円安方向に動くこともあるが、最終的には米ドル円相場では市場最高値を再び更新するのでは?」と言う視野を持って取引をしていくことになります。

テクニカル分析は理系?


ファンダメンタルズ分析について長々とお話してしまったのですが、続いてはテクニカル分析についてお話させて頂きますね。

テクニカル分析の特徴は?

次に、テクニカル分析の最大の特徴として、『チャート』と言って相場の変動を示しているグラフを用いることで、『視覚的に相場を捉えることができる』というポイントが挙げられます。
テクニカル分析では、ファンダメンタルズ分析のように過去の出来事やイベントなど数値的に評価することが難しいものを排除して相場を見ていくことになるため、当然、現在の相場への理解も早くなります。
また、イメージしていただければ分かるかと思うのですが、過去何年分も積み上がった新聞を読み相場を分析するのではなく、目の前に表示されているグラフを見て相場を分析する訳ですから初心者にも始めやすい分析方法となります。

IT系だとさらに分析に強い?

テクニカル分析の1つのゴールとして、IT関係のお仕事をされていらっしゃる方が目指されることが多い『相場を機械的に分析して投資していく』と言うトレーディングスタイルがあります。
例えば、移動平均線やRSIといった、テクニカル指標と呼ばれる相場分析ツールを改造や自作して、取引に利用される方もいらっしゃいます。
そして最終的には、相場に対して個人の考えや主観などが完全に入らないようにするため、『自動売買プログラム』などを作成して、人に代わって100%機械が取引をしているケースもあります。
また、最近では機械学習が容易にできるようになったことから、AI(人工知能)をトレーディングに利用される方も増えてきており、テクニカル分析を極めてくると、そうした「自動取引やAI取引まで視野に入ってくるよ!」と心の隅に留めておいていただければと思います。

テクニカル分析の情報量

テクニカル分析は、初心者トレーダーにとって入りやすいのは言うまでも無いのですが、注意点として「先は物凄く長いよ!」と言うことも覚えておいて頂けたらと思います。
毎秒単位で積み上がっていく相場データは膨大な量の数字となるのですが、中・上級トレーダーの中には、コンマ秒単位の相場(値動き)を全て保存・分析・解析して自動売買プログラムを作っていらっしゃる方も少なくありません。
データを保存するだけでハードディスクが1ヵ月で幾つも必要になるため、テクニカルトレーダーは最終的には情報量が勝負になってくることも心の片隅においてください。

相場分析ではどちらも少しずつ

正直、私はニュース人間なので、相場分析は8割ファンダメンタルズ分析、2割がテクニカル分析と言うイメージでトレードを行っていますが、オススメとしては、初心者トレーダーの皆様には、先ずテクニカル分析を軽く体験して頂いて、その後、ファンダメンタルズ分析にも触れていただければと思います。
と言いますのも、テクニカル分析にのめり込んでいくと、途中でどうしてもファンダメンタルズの知識が必要になってくる局面がやってくるためです。
テクニカル分析派の方の中には「ファンダメンタルズ分析は全く必要ない。値動きが全て物語っている」とおっしゃられる方もいらっしゃいますが、ファンダメンタルズ分析は経済勉強にもつながりますので、学生の方にとっても経済感覚を養う上でとても有益な教材だったり致します。

口座開設

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また、当該情報の利用によって生じたいかなる損害についても、一切責任を負うものではありません。
投資の最終判断は、お客さま自身で行ってくださいますようお願いします。

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西本豪

起業家/投資家。オーストラリア大手通信事業でのセールス時代にリーマンショックを経験。
『汗水流した給与も為替の影響で一瞬で半額になること』を知り、学生時代から始めたFXの世界へ本格参戦。
短期売買でエントリーしたポジションをスイングや長期ホールド型に伸ばすトレードを得意としています。

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ローソク足の役割

出典:FXブロードネット「ローソク足」

【陽線】

【陰線】

【ヒゲ】

  • 上昇トレンド後に上ヒゲが伸びた場合
    →反落する可能性がある
  • テクニカル分析解説
  • 下降トレンド後に下ヒゲが伸びた場合
    →反騰する可能性がある

移動平均線

移動平均線とは、一定期間の平均価格を算出して平均値を折れ線グラフのように表したものです。
グラフで平均価格の流れを見ることができ、相場が過去よりも高いのか安いのかを判断できます。

  • 短期の平均線が中期の平均線を下から上へ超えた
    買いのサイン
  • 短期の平均線が中期の平均線を上から下へ割り込んだ
    売りのサイン

また、平均線が上に伸びている状態を「上昇トレンド」平均線が下に伸びている状態を「下降トレンド」といわれています。
移動平均線をチェックすることで、現在のトレンドを把握することができるというわけです。

一目均衡表

一目均衡表(いちもくきんこうひょう)は、ローソク足と以下の5本の補助線を組み合わせてつかうテクニカル指標です。

先行スパン1と先行スパン2の間の空間は「雲」と呼ばれ、雲が厚ければ抜けにくく、雲が薄ければ変動が起こる可能性があると考えられるといわれています。

【好転(買い)】

  • 転換線が基準線を上回る
  • 遅行線がローソク足を上回る
  • ローソク足が雲を上回る

【逆転(売り)】

  • 転換線が基準線を下回る
  • 遅行線がローソク足を下回る
  • ローソク足が雲を下回る

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは移動平均線の上下にある線で、過去の値動きから計算される値動きの幅を表すものです。

  • 買いのサイン
    →ボリンジャーバンドが-2σ〜-3σのラインに達した場合
  • 売りのサイン
    →ボリンジャーバンドが+2σ〜+3σのラインに達した場合

ただし、相場がボリンジャーバンドを抜ける場合もあり、相場が抜けた時は抜けた方向に強く伸びると考えられています。

ボリンジャーバンドは、バンドの幅が縮小している時は上下のラインを超える傾向があるといわれています。

逆にバンドの幅が拡大している時は、上下のラインに達すると値段が戻る傾向があるそうです。

パラボリック

パラボリックは、SARというラインを使って売買シグナルを示す指標です。
SARは、上昇トレンド時はチャートの下に表示され、下降トレンド時にはチャートの上に表示されます。

  • 下降するSARと上昇レートが交差するタイミング
    →買いのサイン
  • 上昇するSARと下降レートが交差するタイミング
    →売りのサイン

パラボリックは値動きが穏やかで横ばい傾向の時よりも、大きなトレンドを形成する際に有効といわれています。

【オシレーター系】テクニカル分析のチャートの見方・やり方

RSI(アールエスアイ)とは、買われすぎか売られすぎかを指数化したもので、売買のタイミングを分析するための指標です。

また、RSIは一定の幅で動く相場の際に有効と考えられています。
相場が大きく動くタイミングでは、値の動きも高頻度になり判断を誤る可能性が高くなるため注意が必要です。

RCIは「順位相関指数」という意味で、一定期間の日付とレートのそれぞれに順位をつけて、お互いの相関関係を求めて相場を分析する方法です。

  • +100%付近までレートが達する
    →反転して下落する可能性がある
  • -100%付近までレートが達する
    →反転して上昇する可能性がある

完全に±100%に達していなくても、±80%を売買サインの目安にする見方もあるそうです。

MACD(マックディー)とは、移動平均線の精度を高めるための指標です。
MACDの値は、短期の移動平均線と中期の移動平均線の差によって算出されます。

【売買のタイミング】

  • MACDラインがシングルラインを“下から上”に抜けた
    買いのサイン
  • MACDラインがシングルラインを“上から下”に抜けた
    売りのサイン

【トレンドの予測】

ストキャスティクス

一定期間の高値と安値から、現在の価格が買われすぎなのか売られすぎなのかを判断するための指標がストキャスティクスです。

【判断基準】

【売買のタイミングの目安】

ストキャスティクスも一定の値幅の動きの際に有効とされており、相場が大きく動くタイミングでは“ダマシ ※ ”が発生しやすくなるため注意が必要です。
※売買のサインとは逆に動く現象のこと。

DMI・ ADX

上昇の強さを示す「+DI」・下降の強さを示す「-DI」・トレンドの強さを示す「ADX」の3つの指標で分析するのがDMI・ ADXです。

【+DIと-DIの組み合わせ】

【+DI・-DIとADXの組み合わせ】

  • +DIが-DIを下から上に抜いた後、ADXが上昇
    →買いトレンドが発生している
  • テクニカル分析解説
  • +DIが-DIを上から下に抜いた後、ADXが上昇
    →売りトレンドが発生している

FXでのテクニカル分析の注意点2つ

①1つの指標だけでなく複数を組み合わせて分析する

テクニカル分析は、1種類だけだと大きな効果は期待できないとされています。

複数の指標を組み合わせることで分析の精度が高まり、リスクを回避できたり利益を上げたりすることに役立ちます。
Aの指標とBの指標で同じようなシグナルが見て取れるなら、信頼度の高い判断材料となるでしょう。

また、トレンド系とオシレーター系は分析する対象が少し異なるため、それぞれの強み・弱みを補うように組み合わせるのが効果的と考えられています。

②パターンが当てはまらない場合もある

テクニカル分析は、どんなパターンの相場の動きにも対応できるとは限りません

相場が大きく動く可能性に備えるためにも、値動きに影響を与える「ファンダメンタルズ分析」も最低限取り組んでおくといいといえます。

FXでテクニカル分析を行えば、今後のトレンド傾向や売買の流れを予測することができます。

  • トレンド系→値動きのトレンドや強さを分析する
  • オシレーター系→相場の中で買われすぎ・売られすぎを分析する

まずは、わかりやすい移動平均線ストキャスティクスを活用してはどうでしょうか。

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