フィボナッチエクスパンションの有効的な使い方からラインの引き方までを徹底解説!
MT4を開いていただき、ウインドウ上部の「①挿入」クリック「②フィボナッチ」にマウスカーソルを合わせて、さらに「③エキスパンション」をクリックします。
※下図参照 ※エキスパンションとエクスパンションは同じ意味です。
フィボナッチエクスパンションの使い方
ラインの引き方は、上昇トレンドなら直近のもっとも低い安値(直近最安値)から直近高値に向かってラインを引き、
下降トレンドなら、直近のもっとも高い高値(直近最高値)から直近安値に向かってラインを引くだけ。
ちなみ、「高値」は、チャートが山になっているポイントで、
「安値」は、チャートが谷になっているポイントです。
ラインの引き方:実践
今回は上昇トレンドの場面で使ってみます。
調整方法は、赤いラインをダブルクリックしてもらうと動かすことが可能になりますので、その状態で①のラインの先端をクリックしたまま引っ張り、上昇トレンド狙いの時は「直近安値(谷)」に移動させて、下降トレンド狙いの時は「直近高値(山)」に移動させます。
【上昇トレンド狙いの場合】
①直近最安値 → ②直近高値 → ③直近安値
【下降トレンド狙いの場合】
①直近最高値 → ②直近安値 → ③直近高値
3本の決済ラインの使い方
後は「フィボナッチエクスパンション」の3本の横ラインの使い方だけです。
なので、この「FE 61.フィボナッチエクスパンションの使い方 8」「FE 100」「FE 161.8」のラインにタッチしたら決済すればいいだけ。
では3本のラインのそれぞれの違いは何かというと、それは単純に到達できるかどうか、つまり「勝率の違い」だけです。
ちなみにこの「FE 61.8」「FE 100」「FE 161.8」という数値は、FXにおける「フィボナッチ比率」でもっとも有効な数値と言われているものです。
またエントリーした時点で「FE フィボナッチエクスパンションの使い方 61.8」を超えている場合は、次の「FE 100」を目指すのもいいでしょう。
もちろん「FE 161.8」を目指してもいいですが、その場合はしっかりと損切りなどのリスク管理は万全にして挑むようにしてくださいね!
フィボナッチ エクスパンションの引き方【まとめ】
フィボナッチエクスパンションの引き方は簡単!
底値 → 高値 → 次の安値(フィボナッチエクスパンションの使い方 2番底)の3点 にポイントを当てれば完成です!
フィボナッチエクスパンションで一番重要な点
エクスパンションは、まずは天底から引くべき!
フィボナッチ エクスパンションはどんな展開で有効?
- 伸びた相場が一旦戻った時。
- 伸びた相場がそれ以上伸びるか、それとも戻るか?を判断する時。
- 底値圏から立ち上がるかどうかを判断する時。
- 底値を割れて下落する可能性を探る時と、下落中にさらに売り叩く時。
相場が一旦戻った時、底値圏から立ち上がるかどうかを判断する時。
フィボナッチエクスパンションで押し目買いをする方法(FX ドル円での使用例)
- エクスパンションのラインを越えたから「底値圏から立ち上がった」と判断して買う。
- 次にエクスパンションが抵抗になって上昇する時にも買う(押し目買い)。
※指値(さしね)…値段が下がった時に買うように予め買う値段を設定しておくこと。指値をしておくと、チャートを見なくても良いので楽です。
エクスパンションのラインを超えた時に買う、押し目になったら買う 。
エクスパンション”裏”の使い方
- 伸びた相場が一旦戻った時。
- 伸びた相場がそれ以上伸びるか、それとも戻るか?を判断する時。
- 底値圏から立ち上がるかどうかを判断する時。
- 底値を割れて下落する可能性を探る時と、下落中にさらに売り叩く時。
底値を割れて下落する時のエクスパンションの使い方(裏の使用方法)
このように安値を割れて上昇が下落に転じる時、エクスパンションをブレイク出来なくなります。
これが分かっていると、上下の転換は簡単に分かります。
だから、気にすべき値位置は一つ。
あなたはこれまで、安値割れで売れ、というように教わったかも知れません。ただ、それでは遅すぎるのです。もっと上にエクスパンションのラインはあります。分かっている人は皆そのラインから売っていますので、安値割れで売っている人は決してベストタイミングではないのです。
フィボナッチエクスパンションとは?MT4での引き方と使い方
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利益確定の目安として有効なツール
FXの王道的な手法である順張り(トレンドフォロー)では、上昇トレンドであれば買い、下降トレンドであれば売りでエントリーをします。
フィボナッチとは
フィボナッチエクスパンションには「61.8%」「100%」「161.8%」という数値が登場しますが、これはフィボナッチ数列から求められる数値です。
自然界では黄金比として知られており、実際に相場の世界でも それらの水準でトレンドが反転 することがよくあります。
フィボナッチエクスパンションはトレンドの拡大(エクスパンション)を予想するのに対して、フィボナッチリトレースメントはトレンドの戻り・押し(リトレースメント)を予想する点が異なります。
また、主に フィボナッチエクスパンションは利益確定 、 フィボナッチリトレースメントは新規売買 のタイミングを計るのに利用されます。
- リトレースメント:トレンドがどこまで拡大するか予想
- エクスパンション:トレンドがどこで押し目・戻り目を作るか予想
MT4でフィボナッチエクスパンションの引き方
- ステップ1:フィボナッチエクスパンションを選択
- ステップ2:始点から高値までクリックのまま動かす
- ステップ3:押し目(戻り目)を合わせる
ステップ1:フィボナッチエクスパンションを選択
ステップ2:始点から高値までクリックのまま動かす
フィボナッチエクスパンションを選択したら、トレンドの始まりの安値(①)をクリックしマウスをクリックしたまま高値(②)まで動かしてください。
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ステップ3:押し目(戻り目)を合わせる
最後に「③押し目の安値」に□マークを合わせましょう。
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フィボナッチエクスパンションの使い方
- トレンドを認識しエントリーする
- フィボナッチエクスパンションを引く
- 利益確定の目安で分割決済を行う
トレンドを認識しエントリーする
上昇トレンド | 下降トレンド | 横ばい | |
---|---|---|---|
相場環境 | ![]() | ![]() | ![]() |
取引 | 買い | 売り | 様子見 |
まずは、ダウ理論やその他のテクニカル分析で現在がどんなトレンドの状況なのかを分析しましょう。
例えば下図のチャートでは、ダウ理論から高値と安値をそれぞれ切り上げており上昇トレンドと判断でき、上昇トレンドラインが引けるのでライン上で反発したタイミングで買いを狙えます。
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フィボナッチエクスパンションを引く
これにより、現在の上昇トレンドがどこまで続くのか、利益確定の目安を確認することができます。
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利益確定の目安で分割決済を行う
そこで有効な手段が、「61.8%」「100%」「161.8%」のそれぞれで分割決済をする方法です。
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フィボナッチエクスパンションの応用
フィボナッチエクスパンションは、単発で利用するよりも、他のテクニカル分析と組み合わせて使うとより効力が高まります。
例えば、水平線とフィボナッチエクスパンションが重なった箇所では、 一層反転する可能性が高いので、一旦全ての利益を確定 するなどの判断ができます。
▼フィボナッチエクスパンションに反応するオージードル1時間足
白丸の3点を結んだフィボナッチエクスパンションに、黄色い部分が反応しているのがよく分かるはずです。
▼新規エントリーするには気をつける場所 フィボナッチエクスパンションの使い方
実は簡単なフィボナッチエクスパンション
▼フィボナッチエクスパンションの簡単な仕組み
フィボナッチエクスパンションの精度を高める方法
▼2つのフィボナッチエクスパンションが重なる場所
直近の波(4~6)と1つ前の波(1~3)の2つのエクスパンションを引いた事例です。
応用編として、下位足と上位足のエクスパンションが重なる場所を見つけるという考え方もあります。
▼3つの根拠が重なる場所
3つの側面から意識される場所なので、そりゃ反応しますよね。
FX侍です、こんにちわ。 今回は「最強の移動平均線」について。 移動平均線は全てのトレーダーが使っていると言っても過言ではないインジケーターです。 優秀なトレーダーほど「インジケーターを1つしか使えないとしたら?」という質問に「移動平均線」と回答する割合が多い印象です。(.
15分足を使うデイトレの人は、1時間足ぐらいでエクスパンションを引いておくといいでしょう。
(高値安値がハッキリしているトレンド相場で使うのが必須ですが)
【スマホも】フィボナッチエクスパンションで決済目標見極める。
インジケーター解説
この記事では 『フィボナッチエクスパンション』 というツールについて解説していきます!
「フィボナッチ リトレースメント 」の方は使ったことがある方も多いかと思いますが、ご存じない方はこちらをどうぞ→フィボナッチでFXを攻略!相場で意識される理由、引き方から使い方まで徹底解説
フィボナッチリトレースメントは基本的に エントリーポイント を探るためのツールであるのに対して、
フィボナッチエクスパンションの方は 利確目標 を見つけるために使うツールになります。
利確目標が立てられないと、 少し逆行しただけで決済してしまうチキン利食い になったり、まだ伸びるはずと思い込み 利確タイミングを逃して利益が減ってしまったり と利益を残す事ができません。
本日はこの フィボナッチエクスパンションとは? といった初歩的なところから、 チャート上での引き方 フィボナッチエクスパンションの使い方 、 実戦での使い方 などを解説していきます。
フィボナッチエクスパンションとはなんぞ?
ずばりフィボナッチエクスパンションとは、 「フィボナッチ=フィボナッチ数」 フィボナッチエクスパンションの使い方 を元に相場を 「エクスパンション=拡張」 させてラインを引いてくれるツールです!
「チョット ナニイッテルカ ワカンナイ」と思うのでさっそくブツを見てみましょう。
↑のような上昇トレンドの場合、 ①起点となる安値 → ②高値 → ③押し安値 を結んであげます。
「フィボナッチ数」 を根拠に相場がどこまで 「拡張(伸びる)」 されるか を予測したラインが表示されるっていうスンポーなんですね(´ー`)
イケイケのトレンド相場だと 「前回高値までだとちょっと物足りない、けどその次の高値までは数百pipsあって狙いづらい」 なんてことがあるので、そういったときの利確目標として使うのがおすすめです。
フィボナッチエクスパンションの見方
フィボナッチエクスパンションは ①から②の値幅(高さ) を基準として、③からどれだけ伸びるか を予測したラインを表示してくれます。
水平ラインの「100.0」というのは ①から②の値幅(高さ) の100.0%、すなわち同じ値幅分③から伸びたところを表示したラインということです。
「61.8」のラインは ①から②の値幅(高さ) の61.8%の値幅分だけ③から伸びたところで、
「161.8」も同様に ①から②の値幅 の161.8%③から伸びたところってことです(´ー`)
相場には 過去に出現した値幅が未来の相場でも同じように出現する可能性が高い という考えがあり、これはN計算値といって一目均衡表を作った人が過去の相場から見つけた1種のチャートパターンのようなものなのです。
フィボナッチエクスパンション実戦での使い方!
【とある日のEURJPY/4時間足】
こんな相場を目の当たりにしたら MA50からの押し目買い を狙いたくなるのがFXトレーダーのサガってもんです(・∀・)
相場によっては 前回高値までの値幅が不十分(20pips前後) だったり、 上位足もイケイケのトレンド相場で更に上を狙えそう 、なんてことがあったりもします。
【EURJPY/日足】
【EURJPY/4時間足】
先にお伝えしたとおり、 ①安値 → フィボナッチエクスパンションの使い方 ②高値 → ③押し安値 と結びます。
チャートツールMT4での引き方を解説
『スマホ』ではこうやって引くフィボナッチエクスパンション!
『PC』ではこうやって引くフィボナッチエクスパンション!
フィボナッチエクスパンションは価値あるツールだども…
そういった お手頃な抵抗が見つからない ときや、 イケイケのトレンド相場で狙うべき抵抗が見つからない ってときに、根拠を持って利確目標を設定したい際に使うのがおすすめです♪
決済についてもっと詳しく知りたい方は先日リリースした 「七ノ極意」 もぜひ手にとっていただきたいので、ORZのFX指導企画 「FX道場」 の方をお訪ねいただければと思います!
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