ストキャスティクスについて
[1]50%を中心にして、70%(80%でも良い)以上を買われすぎ、30%(20%でも良い)以下を売られすぎと判断します。
[2]上昇相場で、価格が新高値をつけているにもかかわらず、ストキャスティクスがその動きに追従せず下降し始めた場合は、トレンド転換となる可能性があります。 (ダイバージェンス)
[3]下降相場で、価格が新安値をつけているにもかかわらず、ストキャスティクスがその動きに追従せず上昇し始めた場合は、トレンド転換となる可能性があります。 (ダイバージェンス)
[4]2本のストキャスティクスのライン(%Kと%D)のクロスを売買のサインとします。%Kが%Dを下から上抜いたら「買い」、%Kが%Dを上から下抜いたら「売り」になります。それぞれ、30%以下、70%以上での交差で信頼度が高まります
上記のストキャスティクスは反応が敏感であるため、より信頼度を高めるためにスローストキャスティクス(『%D』と『%SD)を用いることもあります。
※ ご注意
この「基本的な見方」は一般的なチャートの見方を解説したものです。この解説どおりに投資判断をしたとしても、必ず利益が上がることを保証するものではありません。投資に当たっては、お客様ご自身の判断でお願いいたします。
「表示・環境設定」メニューから「チャート」を選択すると「チャート設定」画面が呼び出されます。
左下のカラムにあるデフォルト設定メニューから「オシレーター系」>「ストキャスティクス」を選択すると、パラメーターや線の定義が行えます。
また、チャート画面の線上をクリックすると「テクニカル設定」画面が表示され、こちらの画面でもパラメーターや線の定義が操作できます。
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「ハイローオーストラリア」ストキャスティクスの設定方法や組み合わせってわかり辛いかも
ストキャスティクス
英語ではStochastic oscillator 主に株価のテクニカル分析で使用される事が多い指標。
米国のチャート分析家ジョージ・レーン(George Lane)によって1950年代に考案されたテクニカル指標。オシレーター(値幅分析)系指標の一種。
逆張りの投資手法において、よく用いられる指標である。その一方で相場に明確なトレンドが出ているときは指標が天井または底に張り付いたままとなってしまう性質があるため、逆張り手法が全く機能しない時間帯がある点に注意する必要がある(これは全てのオシレーター指標に言えることでもある)。
%K、%D、Slow%Dという3つの数値を使用する。Slow%Dは%SDやSDと表記されることもある。
%Dラインがより重要であり、主要な相場転換シグナルを発する。
変化に対する敏感さは、%K > %D > Slow%D の順である。%Kと%Dの組み合わせをファースト・ストキャスティクス (ストキャスティクスとは fast stochastics)、%DとSlow%Dの組み合わせをスロー・ストキャスティクス (slow stochastics)という。
WIKI
めちゃくちゃ簡単に説明すると、相場の転換点を見るための指標と言っていいでしょう。
ストキャスティクスの設定方法
- %K期間「5~9」
- %D期間「3」
- スローイング「3」
- 移動平均線の種別「Simple」
基本的な設定方法としては、ほとんどデフォルトで、スローイングの部分だけを変更したものです。「OK」を押すと設定が完了します。
基本的な利用をする際は、 スローストキャスティクスを利用するのがいい のでは無いかと思います。
ストキャスティクスの見方と利用してみてわかる事
ストキャスティクスを表示させるとお分かりになる方も多いかもしれませんが、「80」と「20」にラインがあります。
ちなみに、買われ過ぎている場合は、「下降」のサイン。売られ過ぎている場合は「上昇」のサインとでもあるのですが、あくまでも「サイン」であると覚えておいてください。
ストキャスティクスの基本的な使い方として、 2本のラインの「クロス」を見て流れの転換を予想 します。
上記のサインも用いて考えてみると、よりフェイクに掛かる可能性が下がるので、そちらの方となる可能性は高いと言えるでしょう。
【誤解してない?】ストキャスティクスの正しい使い方を解説するよ!
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【誤解してない?】ストキャスティクスの正しい使い方を解説するよ!
ストキャスティクスは時間経過とともに変化する勢い(モメンタム)を測定することでこの先価格がどう動くかを予測するテクニカル指標だ
ストキャスティクスとはなにか?小学生でもわかるように解説するよ!で解説したとおり、一定期間の高値と安値の値幅(ゾーン)を算出し、その値幅(ゾーン)と比較して現在価格(終値)がどのレベルにあるのか?このレベルを数値化したものがストキャスティクス(=%K)です。簡単に言えば、モメンタム(レートの勢い)の変化を0〜100%の範囲でグラフ化しているわけですね。
空に向かって上昇中のロケットをイメージしてください。そのロケットが上空で方向転換して下降するとします。その場合、ロケットは必ず減速しますよね。
“Stochastics measures the momentum of price. If ストキャスティクスとは you visualize a rocket going up in the air – before it can turn down, it must slow down. Momentum always ストキャスティクスとは changes direction before price.”
“ストキャスティクスは価格の勢い(=モメンタム)を測定する。
ロケットが空中で上昇していくのを想像してほしい。
ロケットが下降する前に当然ロケットは減速しなければならないことがわかるはず。
つまり、勢い(モメンタム)は常に価格が変わる前に方向を変えるのだ。”
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買われすぎ・売られすぎ…を判断するのは正しいのか?
ストキャスティクスが上辺(80〜100%)ゾーンに入ったからといって、「買われすぎ」であると判断することはできません。ただ単に、モメンタム(スピードや勢い)の圧力=強度が強いことを示しているに過ぎないのです。
同様に、下辺(20〜0%)ゾーンに入っても「売られすぎ」を示しているわけではなく、価格のモメンタム(スピードや勢い)の圧力=強度が弱いことを示しているだけなのです。
買われすぎ・売られすぎ…ではなく「上昇の勢いの強弱」をグラフ化した指標である
- RSIの値が高い(50%以上)=上昇圧力(勢い)が強い
- RSIの値が低い(50%未満)=上昇圧力(勢い)が弱い
- RSIが50%を超えてきたら上昇圧力が強まってきている ストキャスティクスとは
- RSIが50%を割ってきたら上昇圧力が弱まってきている
【誤解】買われすぎ・売られすぎ…ではなく「価格の勢いやスピード(=Momentum)の強弱」を示しているだけ
- ストキャスティクス…価格の勢いやスピード(=Momentum)の強弱を判定する
- RSI…価格の上昇圧力(=Strength)の強弱を判定する
そうすればストキャスティクスが上辺に張り付いてなお、価格がさらに上昇を続ける…という現象も理解できるはずです。ただ単に価格の勢いやスピード(=Momentum)が非常に強いということを示しているだけです。だったらなおさらレートが上昇を続けてもおかしくありませんよね?高値を更新し続ければ、理論上「%K」は100%レベルに張り付きます。
また下辺に張り付いているのにレートが反転上昇せずに下落を続ける…という現象に悩まされることもなくなります。安値を更新し続ければ、理論上「%K」は0%レベルに張り付きます。安値を更新し続けている、つまり価格上昇勢い・スピードが弱い= 下方向に強いことを示しているので、より一層の下落を示唆してい るかもしれない…と推測できますよね。間違っても「 売られ過ぎだから、反転上昇する!間違いない!」 なんて判断などできないはずです。
もちろん、永遠に価格が上昇・下落するわけでもなく、どこかで相場転換します。その際にストキャスティクスがいち早く反応するわけです。なぜならストキャスティクス(モメンタム)の変化は、価格変化に常に先行するのだから。
ストキャスの変化を観測し、その後の価格変化をいち早く読み取る…これが正しい使い方だ
0〜100%の範囲で変動するストキャスティクスを観測し、その動きから未来のレート変動をいち早く読み取る…これこそがストキャスティクス概念(メカニズム)に基づいたの正しい使い方です。
【単純】ストキャスティクスとは?使い方とトレード手法3つ
鈴木拓也
動画をご覧になった方も、復習で記事を読めば、理解がグンとアップしますよ!
ストキャスティクスの仕組みと2つの種類
ストキャスティクスは3種類の線で構成される
- H3:(C-L5)の期間3の合計
- L3:(H5-L5)の期間3の合計
- H:期間5の最高値
鈴木拓也
数式がいくつも出てきているけど、後で説明する使い方だけ覚えればトレードはできるので安心してください。
2種類のストキャスティクス:ファストとスロー
ストキャスティクスは、ファストストキャスティクスとスローストキャスティクスの2種類があり、以下のような仕組みです。
- ファストストキャスティクス:「%Kと%D」
- スローストキャスティクス:「%Dと%SD」
結論から申し上げますと、ファストストキャスティクスは敏感に反応する分ダマしが多く、実際のトレードでは 動きをより遅くしたスローストキャスティクスが使用されています。
一方、右側のスローストキャスティクスでは、数値は滑らかに動いており、ダマしが少なく、より実践でのトレードに適していると言えます。
鈴木拓也
ストキャスティクスはファストとスローがあるけど、スローの方を使うようにしましょう。
MT4にストキャスティクスを表示する方法
すると、設定画面が表示されるので、ファストストキャスティクスの場合は「スローイング=1」とします。
逆に、スローストキャスティクスの場合はスローイングを3と入力します。
ストキャスティクスを使った3つのトレード手法
- 買われ過ぎ・売られ過ぎによる判断
- %Dと%SDのクロス
- ダイバージェンス
手法1:買われ過ぎ・売られ過ぎ
一つ目のトレード手法が、ストキャスティクスが0に近づけば売られ過ぎ、100に近づけば買われ過ぎと判断して逆張りで仕掛けることです。
ストキャスティクスでは、20以下で売られ過ぎ、80以上で買われ過ぎという指標になります。
- 80以上になっても上昇トレンドの勢いが強く更に上昇するケースがある
- 20以下になっても下降トレンドの勢いが強く更に下落するケースがある
RSIなどの他のオシレーター系指標にも言えることですが、相場の勢いがある時は、そのまま買われ過ぎや売られ過ぎの領域に指標が張り付いてしまうケースがあるため、 これ一つのシグナルでエントリーをするのは危険 です。
手法2:%Dと%SDのクロス
二つ目のトレード手法は、%Dと%SDのクロスで売買シグナルとすることです。
下図のチャートのように、 %Dが%SDを下から上へ抜ければ買いでエントリー、上から下へ抜ければ売りでエントリー をするポイントとなります。
どんなテクニカル的な手法でも、ダマしは必ず存在します。
手法3:ダイバージェンス
三つ目トレード手法は、「ダイバージェンス」と呼ばれる為替レートとストキャスティクスの逆行現象をとらえて逆張りで仕掛ける方法です。
ダイバージェンスとは、為替レートとオシレーターが逆行する現象のことで、例えば、為替レートが下落しているのにストキャスティクスの安値が切り上がれば、 下降トレンドの勢いが弱まり、上昇トレンドへ転換するシグナル となります。
また同様に、為替レートが上昇しているのにストキャスティクスの高値が切り下がれば、上昇トレンドの勢いが弱まり、 下降トレンドへ転換するシグナル となります。
鈴木拓也
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2~18歳まで児童養護施設で育ち、高校卒業後サラリーマンとなる。 銀行で勧められて買った商品がいわゆるぼったくり投資信託だと知り、投資や経済について探求。 お金にまつわる有益な情報を発信していきますので、末永くごひいきに。
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