FX戦略編

外国為替相場の仕組みと予想のポイント

外国為替相場の仕組みと予想のポイント
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FXの為替相場の予想に役立つ情報と、2つの分析手法

「為替ニュース」では 金融情報ベンター「Fxi24」が提供する良質な為替ニュース を24時間ご確認いただけます。要人発言や金融政策の動向株式市場や原油市場の現況など、ヘッドラインからコラムまでトレードに関する情報が多数掲載されています。テクニカル分析でポイントとなる価格をまとめたレポートも閲覧できます。また、トルコリラやメキシコペソ、南アフリカランド、中国人民元といった新興国通貨の情報も取扱っています。新興国の情報は一般的な新聞やニュース等では入手が困難なため、「みんなのFX」の為替ニュースでぜひチェックしてください。トルコリラ/円やメキシコペソ/円といった個人投資家に人気の通貨ペアに関して、いち早く相場の転換点をキャッチできるかもしれません。

FX最新予想【井口喜雄のディーラーズアイ】

認定テクニカルアナリスト、井口喜雄が 外国為替に関するマーケット情報を毎週月曜日に動画で配信中 。
ドル円や欧州通貨を主戦場にインターバンクと直接ディーリングしてきた経験を持つ現役ディーラーが初心者の方にもわかりやすく解説しています。

経済指標カレンダー

「経済指標カレンダー」では 物価指数貿易収支など世界各国の主要な経済指標を確認 することができます。指標の発表時刻だけではなく前回の結果今回の予想値を確認することが可能です。また、結果発表後は結果がリアルタイムに反映され、トレードに直に活かすことができます。
カレンダーは、日別、週間、月間と切り替えが可能で、プリントもできる仕様になっています。 重要度「高」と「中」の経済指標にはマークもついている ので、初心者の方でもわかりやすく、すぐに取引に役立てることができる情報です。

また、スマートフォン用のアプリ版取引画面では、 経済指標を発表期間、国、重要度で絞込むことも 可能 です。この機能は、 「みんなのFX」に口座をお持ちでなくても、どなたでも無料でご利用いただけます 。取引を始める前に必ずチェックしておきましょう。

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FXレポート

「FXレポート」では 外国為替相場の仕組みと予想のポイント 毎朝、その日のトレードの役に立つ情報を分かりやすく解説 しています。 前日の相場動向から当日の注目すべきポイントを1分間で理解することができるコンテンツ となっており、毎朝必ずチェックしておきたいです。過去のバックナンバーも数年前まで遡ってご覧いただくことができ、初心者のみならず中級者以上の検証や分析にも有益な情報としてご利用いただけるでしょう。

リアルタイム為替チャート

「リアルタイム為替チャート」はみんなのFXで取扱いのある全通貨のリアルタイムチャートをご覧いただけます。時間軸は分足60分足日足と切り替えが可能で、同時に表示されている移動平均線と併せることで 相場の流れを簡単にご確認いただけるツール です。みんなのFXの口座を開設していなくても、どなたでもご利用いただくことが可能です。1日のトレード前に全体的な相場の流れを確認するなどの使い方ができます。

FXの為替相場を予想する方法1:ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ分析とは

相場分析を行う手法の1つがファンダメンタルズ分析です。ファンダメンタルとは相場の世界では「経済の基礎的状況」、つまり、各国の経済状況や金利などを指します。 ファンダメンタルズ分析はそれらに注目し、分析して相場を予測する方法 です。

分析を行う際には主に経済指標や金融政策、要人発言など公に発表されている情報を基に見通しを立てます。具体的に押さえておくべき情報は次に解説していきます。
金利や金融政策などは中長期で効果を発揮していくため、 ファンダメンタルズ分析は中長期でFXを取引する人に欠かせない分析手法 となります。また、短期においても方向性を把握するためには必須となります。

チェックすべき主な情報

・経済指標
経済指標はその国の経済に関する統計データです。定期的に決まった頻度で公表され、国や地方自治体、国立銀行、民間会社など様々な機関から公表されます。代表的なものとして、 雇用統計、物価指数、貿易収支、製造業PMI、新築住宅販売件数など があります。

発表はそれぞれの国の中央銀行や官公庁のホームページなどで公表されることがほとんどですが、FX会社の「経済指標カレンダー」では、発表結果を一覧で確認することができます。大変便利なので、ぜひ活用したいです。また、発表結果のみならず、 いつ、どの国の何の経済指標が発表されるのか、また予想値はいくつで前回値はいくつかなど詳細な情報も確認できます 。

影響度の高い経済指標の発表時は相場が急変するケースが多いため、自分がトレードをする時間にどのような経済指標の発表があるのかは必ずチェックしておきましょう。

・金融政策
金融政策はFRB(連邦準備理事会)や日銀(日本銀行)といった 各国の中央銀行が自国の雇用、物価などを健全にコントロールするために行う政策のこと を指します。基本的には記者会見や文章のリリースで公表されるため、経済指標同様に事前に発表のタイミングが決まっており、 FX会社の「経済指標カレンダー」でも事前にスケジュールを確認することができます 。しかし、緊急度の高い状況においては事前の告知なしに突如会見が行われることもあり、投資家が予想もしていなかったような発言が飛び出せば、相場は大きく動きます。

予想の例)
欧州中央銀行(ECB)は金融引き締めの実施を決定
→ユーロドル(EURUSD)はユーロ建て資産の価値悪化からリスク回避的なユーロ売りにつながり下落するだろう

・政策金利
政策金利は 各国の中央銀行が定めた金利(多くの場合、銀行間のお金の貸し借りに係る金利)をどの水準まで誘導するかという目標のこと を指します。この政策金利を目的として金融政策を手段として講じるため、金融政策をウォッチする際にも必要となります。一般的には、 ある国の金利が高くなると、その国の通貨は買われやすくなる傾向 があります。

政策金利の発表も事前に発表のタイミングが決まっており、発表時にはその国の通貨は大きく動くことが多いです。事前に発表のタイミングは把握しておきましょう。

予想の例)
オーストラリア準備銀行(RBA)は今月利下げする可能性が高い
→豪ドル/円(AUDJPY)は豪ドル売りが強まり下落するだろう

・要人発言
要人発言は 各国首脳や中央銀行の総裁などその国の経済や金融に影響を及ぼす人物の発言 を指します。相場の焦点によっては一企業の経営者であったり民間団体のトップだったりと注目すべき人物は変わりますが、ニュースのヘッドラインを追っていればおのずと注目すべき人物は見えてくるはずです。

発言のタイミングですが記者会見やスピーチなど開始時間が決まっているものもあれば、一部報道による要人発言やSNSを用いた発言など時間が定まっていないものもあるため、突発的に相場が動く原因ともなります。いずれの場合も相場に影響を及ぼす恐れのある重要な発言がどのタイミングで要人の口から飛び出るかは決まっていません。したがって瞬間的な動きに付いていくより、 あらかじめ各要人のポリシーが為替相場にどのような影響を与えているのかチェックしておくと良い 外国為替相場の仕組みと予想のポイント でしょう。

・ニュース
ニュースを確認すると経済指標の結果や要人発言の内容など様々な情報であふれています。その中でも為替相場を動かしそうなニュースはチェックすべきでしょう。市場参加者が見ていそうなニュースを把握しておき、値動きにどうつながるかを予想することが求められます。そのため1つ1つのニュースを細部まで読み込むのではなく、 タイトル(ヘッドライン)要約文を流し見してマーケットが注目している材料が何なのか把握するのがおすすめ です。マーケットが注目している材料に関してのみ深くアンテナを張ることで情報の取捨選択がしやすくなるでしょう。

FXの為替相場を予想する方法2:テクニカル分析

テクニカル分析とは

相場分析を行うもう一つの手法がテクニカル分析です。 過去の値動きを表すチャートを用いて分析、予測する方法 です。数学的、統計的な観点からアプローチをかけることで方向感のみならず詳細な値幅や時間の予測が可能となります。

ファンダメンタルズ分析が中長期の相場分析に適している一方、 テクニカル分析は主に短期の相場分析に有効 です。取引手法も数多く存在しており、自分にあった取引手法を見つけることができるのも魅力の一つです。ファンダメンタルズ分析と異なり 誰でも画一的に判断が可能な基準があるものが多く、初心者でも始めやすい分析 です。しかし、テクニカル分析が示すシグナルは絶対というわけではないので注意が必要です。はじめのうちは、 ファンダメンタルズ分析と組合せたバランスの良い分析がベスト といえるでしょう。

テクニカル分析の方法

テクニカル分析はチャートを使って 過去のパターンと類似したパターンを見つけ、それを法則・数式化して相場の予測に役立てています 。チャートの動き(プライスアクション)だけで将来の値動きを予測するのではなく、テクニカル指標を組合せることで分析の精度と分かりやすさは向上します。相場の状況を把握することができたり、売買シグナルをチェックすることができたりします。テクニカル指標にはトレンド系オシレーター系があります。代表的なものには、以下のテクニカル指標があります。

>主要なテクニカル指標をもっと詳しくみる

「みんなのFX」は、オリジナルの情報コンテンツも豊富

売買比率

「みんなのFX」で実際に取引をしている お客様のポジションの売買比率がわかる情報ツール です。各通貨ペアに対して、人数とポジション(取引高)ごとの売買比率を確認することができます。

この情報ツールは「みんなのFX」で口座開設しているお客様限定のサービスですが、取引画面にログインするとこのような表示になっています。下図の場合、米ドル/円を取引しているトレーダーのうち、42%が買いポジションを保有していて、58%が売りポジションを保有している、ということになります。ポジション(取引高)に関しては、買いポジションが50%、売りポジションが50%で拮抗している状態です。 この数値が買いまたは売りのいずれかに偏りすぎている場合には、そろそろ反動がくるというサイン になります。たとえば、米ドル/円の買いポジションが90%、売りポジションが10%の場合は、買いが偏っているため、そろそろ売りが優勢になる、つまり米ドル/円が下落するかもしれない、というサインになります。

価格分布

「みんなのFX」で実際に取引をしているお客様が、 どの価格帯のポジションを保有しているのかを示す情報ツール です。こちらも「みんなのFX」のお客様限定のサービスですが、取引画面にログインするとこのような表示になっています。下図の場合、真ん中の線の107.633円が現在の価格を指していて、赤い棒グラフが買いポジション、青い棒グラフが売りポジション取引量を表しています。現在価格より高い値段で買いポジションを保有しているトレーダーが右上のエリア、現在価格より安い値段で買いポジションを保有しているトレーダーが右下のエリアに表示されます。同様に、現在価格より高い値段で売りポジションを保有しているトレーダーが左上のエリア、現在価格より安い値段で売りポジションを保有しているトレーダーが左下のエリアに表示されます。このグラフから、 現在の相場のトレンドや投資家の傾向を読みとり、今後の相場展開の予測や売買判断などの参考情報として活用することができます 。

TMサイン

「TMサイン(テキストマイニングサイン)」は AIによる売買シグナルの配信サービス です。為替ニュースを見ても自分では売買の判断が難しい、という方のために、為替ニュースとレートをもとに、テキストデータから有益な情報を取り出す自然言語解析(テキストマイニング)の技術を用いて、機械学習により将来の相場を予測するものです。

2つの手法で為替相場をマスターしよう

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■店頭外国為替証拠金取引「みんなのFX」「みんなのシストレ」、店頭外国為替オプション取引「みんなのオプション」及び店頭暗号資産証拠金取引「みんなのコイン」は元本や利益を保証するものではなく、相場の変動等により損失が生ずる場合がございます。お取引にあたっては契約締結前交付書面及び約款を十分にご理解頂き、ご自身の責任と判断にてお願いいたします。
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日本証券業協会

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号 加入協会:日本証券業協会 一般社団法人 金融先物取引業協会 一般社団法人 第二種金融商品取引業協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会 一般社団法人 外国為替相場の仕組みと予想のポイント 日本暗号資産取引業協会 日本投資者保護基金
FX・バイナリーオプション・システムトレードなら、「みんエフ」でお馴染みのみんなのFX!みんなのFXは、トレイダーズホールディングス株式会社(スタンダード市場上場8704)の100%子会社であるトレイダーズ証券株式会社が運営しています。

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号 加入協会 日本証券業協会 金融先物取引業協会 第二種金融商品取引業協会 日本投資顧問業協会 トレイダーズ証券は、上場企業トレイダーズホールディングス(スタンダード市場上場8704)の100%子会社です。

外国為替相場の仕組みと予想のポイント

「ニーヨン、ウリ、ニ(24、売り、2)!」。スピーカーからある銀行のディーラー(外貨取引の担当者)の注文が流れます。この 暗号 のような言葉のうち、「24」は銭の部分を表します。この日の相場が110円台だったとすると、円の単位はみんな分かっているので省略し、「110円24銭」という価格を提示していることになります。「2」は売買高です。ドルの取引は100万ドル単位でするので、全体としては「110円24銭で200万ドルを売る(円を買う)」という意味になります。

取引形態は多様化しています

為替市場の動きを知る様々な値

為替は一物一価

終値、高値、安値、中心値などの値は、 中央銀行 である日本銀行(日銀)が発表しています。日本銀行のサイトの「統計」の中にある「外国為替市況(日次)」を開くと、毎日の相場を確かめることができます。ただ、どうやって調べたのか疑問を持つ人もいるでしょう。先に見たように外為市場は様々な業者が様々な方法で取引しており、全体を把握するのは難しそうです。

<2.為替市場を予想するポイント>

相場はなぜ動くのでしょうか

予想のポイント(1):経済の基礎的条件

米国や欧州など主要国・地域の 政策金利 は、低い状態が続いています。低金利によってそれぞれの通貨の価値を引き下げる「通貨安競争」につながるのではないかと懸念する声も出ています。

(2) 国際収支 ――国境を越えてモノ、サービス、資本(株や債券など)を売り買いした収支をまとめて国際収支と呼びます。すでに説明したように、例えば貿易収支(モノの輸出入)なら日本の黒字が増えるときは為替相場を円高に、黒字が減ったり赤字が増えたりするときは円安に動かす力が働きます。モノだけでなくサービスなどの取引も含めた「 経常収支 」でもお金のやり取りが発生するので原理は同じです。

(3)お金の供給量――各国の中央銀行(日本では日本銀行)は、物価や金融を安定させるため、世の中に出回るお金の量を調節します。これを金融政策と呼びます。例えば日本では物価が継続して下がる「 デフレ ーション(デフレ)」と呼ばれる現象が長く続いてきました。日銀は金利を下げて企業や個人がお金を借りやすいようにしてきましたが、金利はゼロ%近くまで下がってしまい、これ以上、下げる余地がなくなってしまいました。

そこで、銀行が運用のために持っている 国債 などを買い取って銀行に代金を振り込み、世の中に出回るお金の量を増やそうとしています。ところが、それでも世の中に出回るお金の量がなかなか増えません。銀行が企業などへの貸し出しを増やさず、余ったお金を日銀にどんどん預金してしまうためです。

このため、今年2月からは、銀行が日銀に預けるお金(当座預金)の一部にマイナス0.1%の金利を適用する「 マイナス金利 政策」を導入しています。銀行が日銀にお金を預けると、利子をもらえるどころか、逆に手数料を払わなければなりません。こうすれば、銀行は日銀に預けるお金は必要最小限にして、企業などへの貸し出しにお金を回すだろうという狙いです。

(4)物価――物価はモノやサービスの価格全体のことで、 消費者物価指数 などで測ります。一般に物価が上がる「 インフレ ーション(インフレ)」が起きるとその国の通貨は下落し、デフレが進む局面では通貨価値は上昇します。なぜでしょう。例えば、モノの価格が高くなるということは、同じ100円で買えるモノの量が減ることを意味します。つまり裏返すと、物価が上がっているときは、お金の「モノを買う力(購買力)=お金の価値」が下がっているのです。デフレのときは「お金の価値」が上がっているので円高になりやすいと言えます。現在の円相場の水準が割高なのか割安なのかを、日米の物価水準から考える方法があります。例えば、世界中で売られており、貿易もしやすい商品が、日本で1000円、米国では10ドルで売られているとしましょう。1000円と10ドルで同じ商品が買えるので、1ドル=100円(1000÷10=100)が、「通貨の実力」だということになります。一つの商品だけで物価を比べるのは乱暴ですが、仮に実際の相場が1ドル=120円なら、実力と比べて円は安くなりすぎていると考えてもいいかもしれません。英国の経済雑誌「エコノミスト」は、同じような考え方で、世界中で売られているマクドナルドの「ビッグマック(ハンバーガー)」から、1ドルが円やユーロでいくらになるかを計算して発表しています。

外国為替相場の仕組みと予想のポイント

「ニーヨン、ウリ、ニ(24、売り、2)!」。スピーカーからある銀行のディーラー(外貨取引の担当者)の注文が流れます。この 暗号 のような言葉のうち、「24」は銭の部分を表します。この日の相場が119円台だったとすると、円の単位はみんな分かっているので省略し、「119円24銭」という価格を提示していることになります。「2」は売買高です。ドルの取引は100万ドル単位でするので、全体としては「119円24銭で200万ドルを売る(円を買う)」という意味になります。

取引形態は多様化しています

為替市場の動きを知る様々な値

為替は一物一価

終値、最高値、最安値、中心値などの値は、 中央銀行 である日本銀行(日銀)が発表しています。ただ、どうやって調べたのか疑問を持つ人もいるでしょう。先に見たように外為市場は様々な業者が様々な方法で取引しており、全体を把握するのは難しそうです。

<2.為替市場を予想するポイント>

相場はなぜ動くのでしょうか

予想のポイント(1):経済の基礎的条件

(2) 国際収支 ――国境を越えてモノ、サービス、資本(株や債券など)を売り買いした収支をまとめて国際収支と呼びます。すでに説明したように、例えば貿易収支(モノの輸出入)なら日本の黒字が増えるときは為替相場を円高に、黒字が減ったり赤字が増えたりするときは円安に動かす力が働きます。モノだけでなくサービスなどの取引も含めた「 経常収支 」でもお金のやり取りが発生するので原理は同じです。

(3)お金の供給量――各国の中央銀行(日本では日本銀行)は、物価や金融を安定させるため、世の中に出回るお金の量を調節します。これを金融政策と呼びます。例えば日本では物価が継続して下がる「 デフレ ーション(デフレ)」と呼ばれる現象が起きています。日銀は金利を下げて企業や個人がお金を借りやすいようにしていますが、金利はゼロ%近くまで下がってしまい、これ以上、下げる余地がありません。そこで、銀行が運用のために持っている 国債 などを買い取って銀行に代金を振り込み、世の中に出回るお金の量を増やそうとしています。こうした金融緩和をすると、円の供給が増えるので円安要因になります。同様に、米国の中央銀行にあたる米連邦準備理事会(FRB)がドルの供給を増やせば、一般にドルは安く(円高に)なります。

(4)物価――物価はモノやサービスの価格全体のことで、 消費者物価指数 などで測ります。一般に物価が上がる「 インフレ ーション(インフレ)」が起きるとその国の通貨は下落し、デフレが進む局面では通貨価値は上昇します。なぜでしょう。例えば、モノの価格が高くなるということは、同じ100円で買えるモノの量が減ることを意味します。つまり裏返すと、物価が上がっているときは、お金の「モノを買う力(購買力)=お金の価値」が下がっているのです。デフレのときは「お金の価値」が上がっているので円高になりやすいと言えます。現在の円相場の水準が割高なのか割安なのかを、日米の物価水準から考える方法があります。例えば、世界中で売られており、貿易もしやすい商品が、日本で1000円、米国では10ドルで売られているとしましょう。1000円と10ドルで同じ商品が買えるので、1ドル=100円(1000÷10=100)が、「通貨の実力」だということになります。一つの商品だけで物価を比べるのは乱暴ですが、仮に実際の相場が1ドル=120円なら、実力と比べて円は安くなりすぎていると考えてもいいかもしれません。英国の経済雑誌「エコノミスト」は、同じような考え方で、世界中で売られているマクドナルドの「ビッグマック(ハンバーガー)」やスターバックスの「トール・ラテ(コーヒー)」から、1ドルが円やユーロでいくらになるかを計算して発表しています。

予想のポイント(2):相場は美人投票

結論から言うと、実際に為替を取引している市場参加者が、貿易、投資のどちらの要因を重視しているかによって動きは違ってきます。例えば、円相場と 日経平均株価 の動きをグラフにして比べれば、似た動きをしている時期、反対の動きをしている時期、全く関係がない時期があることが分かるはずです。

予想のポイント(3):グラフを使う

代表的なものに「 チャート 分析」と呼ばれる、グラフを使う方法があります。相場の動きをグラフにすると波のような形を描きます。ここから過去の変化の特徴をつかみ、将来の動きを予想するのです。例えばどれくらいの幅で相場が動いているのか、波の頂点(最高値)から次の頂点までの期間は平均してどれくらいかなどを調べます。

予想のポイント(4):イベントと市場参加者の予想

為替相場が大きく動くのは、市場参加者が思いもかけないような事件や変化(サプライズ)が起きたときです。例えば、日銀が次の 金融政策決定会合 (ほぼ毎月1回開く金融政策の中身を決める会議)で金融緩和を打ち出すという「予想」(経済学では「期待」と呼びます)が広がると、会議がまだ開かれていなくても、市場では先取りして円安が進みます。市場関係者は金融政策によって円の供給が増えることを織り込んで、そうなる前に取引するからです。最近では、政府や日銀が中長期の政策目標を発表し、それが実現すると市場参加者に信じさせることで相場を動かそうとすることも増えています。昨年、日銀が「物価上昇率が2年以内に2%になるようにお金の供給量を大幅に増やす」と表明したときも円安が進みました。ただし、こうした手法は、目標を掲げた政府や中央銀行に対する市場参加者の信認(クレディビリティー)があって初めて効果を発揮します。

予想のポイント(5):経済統計

予想のポイント(6):様々な景気指標

景気全体が良くなっているのか、悪くなっているのかを知るのに便利な指標としては、 国内総生産 (GDP)があります。GDPは国内で行われた経済活動の成果(付加価値)の総額であり、経済がどれだけ成長しているかを知る手がかりになります。

「景気」という言葉に「気」という字が入っているように、経済は人々の心理にも影響されます。企業が景気の先行きに楽観的か悲観的かを知るには日銀が発表する 企業短期経済観測調査 (短観)の「業況判断」を利用できます。これは企業に「あなたの会社の業績は以前と比べて良くなっていますか」「これから良くなりそうですか」などと聞いたアンケート調査です。実際に企業の生産が活発かどうかは経済産業省が発表する 鉱工業生産指数 をみると分かります。一般の人の気分を知るには内閣府の「 景気ウオッチャー調査 」がお薦めです。これは、タクシーの運転手さんや百貨店・コンビニの売り場担当者に、景気の実感を聞くという調査です。

貿易など国境を越えた取引の動きについては、 貿易統計 や国際収支のデータ(財務省、日銀)を参考にするといいでしょう。物価の動きは 企業物価指数 (日銀)や消費者物価指数(総務省)をみれば分かります。これらの値は米国のものと比較して見ることが大切です。

為替のきほん

「為替」の歴史は古く、日本では江戸時代に大きく発達したといわれています。例えば、江戸の商人が大坂の商人に代金を支払う場合、現金を直接届けるのでは盗難などの危険が伴います。そこで、江戸の商人は両替商に代金を渡して為替手形(支払いを依頼した証書)を発行してもらい、その手形を受取った大坂の商人が指定の両替商に持って行き、代金を受取るということが行われていました。為替は、売買代金の受払いや資金の移動を、現金を輸送することなく行う手段といえます。

時代は変わり、インターネットが発達した現在では、支払いや送金のための銀行振込や、公共料金等の銀行口座からの引落しなどが簡単にできるようになり、直接現金を送る、渡す、といった機会が少なくなりましたが、振込や口座振替も実は為替取引の一種なのです。このように国内で行われる為替取引は、内国為替と呼ばれます。

「通貨の交換」を伴うのが外国為替

一方、国境を越えて、異なる通貨間で行われるものが外国為替取引です。商品の輸出入、外国証券や海外不動産への投資、企業の海外進出など、国際的な取引の多くは外国為替を利用して金銭の受払いが行われます。取引に際しては、まず決済通貨(どの通貨で金銭の受払いをするか)を決め、自国通貨でない場合には、通貨を交換しなければなりません。この「通貨の交換」を伴う点が、外国為替の最大の特徴といえるでしょう。

通貨を交換するための市場を「外国為替市場」、通貨の交換比率を「為替レート(外国為替相場)」と呼びます。例えば、米ドルを日本円で購入したい場合、為替レートが1ドル100円であれば、100円で1米ドルを購入できることを示しています(手数料等は考慮していません)。

また、ニュース等で為替レートに続いて、「昨日に比べ1円の円安」といった説明が流れることがあります。円安とは、円の価値が下がる(=外貨の価値が上がる)ことで、昨日1米ドルを100円で買えていたとすると、今日は101円出さないと買えなくなったということを意味しています。逆に円高になれば、円の価値が上がり、より少ない円で安くなったドルを購入できることになります。

為替のきほん

為替相場は、最終的には需要(買いたい量)と供給(売りたい量)のバランスで決まります。例えば、日本の自動車会社がアメリカに自動車を輸出した場合、その代金は米ドルで受取ることになります。一方、日本国内の従業員の賃金や原材料費を支払うためには、代金として受取った米ドルを円に替えなければなりません。その場合、日本の自動車会社は「米ドルを売って円を買う」という取引を行うことになります。日本からの輸出が増えていくと、上記のような取引が増加することで円の需要が高まり、為替相場は円高・米ドル安の方向に進む可能性が高くなります。

反対に、日本の企業がアメリカから製品を輸入した場合、代金を米ドルで支払うには、手持ちの円を米ドルに替える必要があります。そのため、「円を売って米ドルを買う」という取引が行われ、円安・米ドル高の要因となります。輸出金額が輸入金額を大きく上回る状態が長く続くと、その国の通貨に対する需要が高まり、通貨は高くなっていく傾向があります。

投資家の行動や物価の変動も影響

輸出入だけではなく、例えば、日本の投資家がアメリカの株式や米ドルで発行された債券(国債や社債など)に投資をする場合には、「円を売って米ドルを買う」必要があります。そういう投資家が増えれば、米ドルの需要が高まり、米ドル高・円安の方向に向かうでしょう。一方、アメリカの投資家が日本の株式や債券に投資を行う場合には、逆の流れが起こることになります。

また、物価の変動も、為替相場に影響を与える要因の一つです。物の値段が上がっていく、つまりインフレになるということは、同時にお金の価値が下がるということでもあります。逆に、物価が下がっていく、つまりデフレになると、お金の価値は上がっていきます。仮に、アメリカでインフレが続き、日本でデフレが続けば、米ドルの価値は下がる一方で円の価値が上がり、為替相場は米ドル安・円高に向かう可能性が高まります。

このような貿易収支や海外投資の状況、インフレ率などの国の経済状況を示す基礎的な条件は「ファンダメンタルズ」と呼ばれ、長期的な為替の動向に大きな影響を与えるものと考えられています。

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